鳴門市議会 > 2020-06-18 >
06月18日-04号

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  1. 鳴門市議会 2020-06-18
    06月18日-04号


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    令和 2年  6月定例会(第2回)          令和2年 鳴門市議会会議録 (第10号)           令和2年6月18日(会期21日中第9日目)              議 事 日 程 第 4 号 諸般の報告第1 市政に対する一般質問第2 「議案第51号 民事調停の申立てについて」の撤回の件について   理由説明  質疑  討論  採決第3 議案第47号 鳴門市税賦課徴収条例の一部改正について   議案第48号 鳴門市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について   議案第49号 鳴門市手数料徴収条例の一部改正について   議案第50号 鳴門市国民健康保険条例及び鳴門市後期高齢者医療に関する条例の一部改正について   議案第51号 民事調停の申立てについて   議案第52号 和解について   質疑  委員会付託第4 請願第 9号 徳島県主要農作物種子条例の制定を求める意見書の提出に関する請願書   委員会付託    ──────────────────────────────────             本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件 諸般の報告日程第1 市政に対する一般質問日程第2 「議案第51号 民事調停の申立てについて」の撤回の件について     理由説明  質疑  討論  採決日程第3 議案第47号から議案第50号まで、議案第52号     質疑  委員会付託日程第4 請願第9号     委員会付託    ──────────────────────────────────             出   席   議   員 (21名)  議長  宅  川  靖  次  君  1番  東  谷  伸  治  君    2番  上  田  公  司  君  3番  高  麗  裕  之  君    4番  林     勝  義  君  5番  秋  岡  芳  郎  君    6番  浜     盛  幸  君  7番  大  石  美 智 子  君    8番  佐  藤  絹  子  君  9番  長  濱  賢  一  君    10番  橋  本  国  勝  君  11番  圃  山  俊  作  君    12番  藤  田  茂  男  君  13番  潮  崎  憲  司  君    14番  東     正  昇  君  15番  平  塚  保  二  君    16番  三  津  良  裕  君  17番  宮  崎     明  君    18番  山  根     巌  君  20番  野  田  粋  之  君    21番  松  浦  富  子  君    ──────────────────────────────────             説 明 の た め 出 席 し た 者  市長      泉   理 彦 君   副市長     谷   重 幸 君  政策監     小 泉 憲 司 君   事業推進監(地方創生担当)兼企画総務部長                              尾 崎 浩 二 君  市民環境部長  廣 瀬   高 君   健康福祉部長  天 満 秀 樹 君  経済建設部長  西 上 昭 二 君   企画総務部危機管理局長                              宮 田 耕 志 君  市民環境部環境局長           健康福祉部福祉事務所長          三 栖 信 征 君           小 川 潤 二 君  経済建設部経済局長          小 椋   勝 君    ──────────────────────────────────             議 会 事 務 局 職 員 出 席 者  事務局長     米 澤 栄 作    次長       杢 保 マユミ  主査       板 東 政 則    書記       岡 崎 裕希恵  書記       吉 成   愛    ──────────────────────────────────     午前10時   開議 ○議長(宅川靖次君) これより、本日の会議を開きます。 日程に入るに先立ち、諸般の報告を申し上げます。 6月10日、全国市議会議長会より、25年以上在職議員として、橋本国勝議員、野田粋之議員が特別表彰を、10年以上在職議員として、東谷伸治議員上田公司議員、山根 巌議員が一般表彰を受賞されたため、表彰状が送付されてまいりました。受賞されました方々の長年にわたる御労苦に対しまして、深甚なる敬意を表しますとともに、心よりお喜びを申し上げます。 次に、市長からお手元へ配付のとおり、議案撤回請求書が提出されております。 諸般の報告は、以上のとおりであります。 次に、全国市議会議長会から表彰を受けられました5名の方々に表彰状の伝達を行います。     〔表彰状伝達〕     〔拍手〕 市長より御祝辞の申し出がございます。     〔市長 泉 理彦君登壇〕 ◎市長(泉理彦君) 理事者を代表しまして、一言お喜びの御挨拶を申し上げます。 全国市議会議長会におきまして、25年以上在職議員として橋本国勝議員及び野田粋之議員が特別表彰を受賞され、10年以上在職議員として東谷伸治議員上田公司議員並びに山根 巌議員が一般表彰を受賞されました。 このたびの受賞は、長年にわたる議員活動の功績に対して贈られたものでございます。心からお喜びを申し上げますとともに、これまでの御苦労に対しまして深く敬意を表する次第でございます。 さて、新型コロナウイルス感染症拡大により、これまでに経験したことがない危機に直面し、市民生活や地域経済は、甚大な影響を受けております。 本市では、経済対策を初め、さまざまな施策を行うに当たり、関係団体や関係機関と連携を図り、国、県の支援の対象とならない部分をきめ細やかな支援を行うことを基本としており、今後、それぞれのフェーズに合わせ、適切な時期に迅速に実施してまいります。 こうした状況におきまして、今回、受賞されました議員の方々を初め、豊富な知識、経験をお持ちであります市議会議員の皆様方が、今後、ますます御活躍されますことは、鳴門市におきましてもまことに心強いものがございます。 議員各位におかれましては、健康に十分御留意をいただき、今後、さらなる市勢発展、市民福祉向上のためますます御活躍されますよう御祈念申し上げまして、簡単ではございますがお祝いの言葉といたします。まことにおめでとうございました。 ○議長(宅川靖次君) 以上で、表彰状の伝達を終わります。 これより、本日の日程に入ります。 本日の議事日程は、お手元へ配付の議事日程表のとおりであります。 朗読は、省略いたします。    ────────────────────────────────── △日程第1 市政に対する一般質問 ○議長(宅川靖次君) 日程第1、市政に対する一般質問を続行いたします。 通告の順序に従って質問を許可いたします。 まず、1、クリーンセンターについて2、新型コロナウイルス感染症への対応について             2番 上田公司君     〔2番 上田公司君登壇〕 ◆2番(上田公司君) ただいま、議長より登壇の許可をいただきましたので、通告に従い質問をしていきたいと思います。 今回は、新型コロナウイルス感染症対策として質問時間や登壇時間が短縮されましたが、多額の税金が短期間に動くことを考えると、本来であればいつも以上に慎重にチェックするべきで、逆にチェックが甘くなれば、アベノマスクのように、多額の税金を使いながら、その時期を逸し、ほとんど効果も得られない結果になりかねず、改めて議員として、今、果たすべきが何なのかを考える必要があると思います。 それでは、初めにクリーンセンターについてですが、市は3月までで一酸化炭素濃度法令違反ともならず、維持管理内におさまるよう改善されたとして、今回で一連の不祥事の幕をおろしたいと考えていると思いますが、その思惑とは逆に残念ながら、またもや新たな法令違反が発覚しました。それは、平成23年に廃棄物処理法で公表することが義務化された維持管理に関する計画を、今月、私が指摘するまで、長きにわたって公表していなかったというもので、不祥事の連鎖がまだまだとまりそうにありませんが、市の施設は、維持管理に関する計画に従い、施設の維持管理をしなければならない施設なのか、また、維持管理計画では、維持管理することとしている燃焼ガスの温度と範囲についてどう示されており、市はそれをどう解釈して県に報告しているのか、答弁を求めておきます。 それから、三機工業に対しては、昨年11月の全員協議会で、燃焼室の範囲などについて回答を求めましたが、再三提出を促して7カ月、先日やっと届いたという無責任さで、この回答書には、維持管理計画に基づく燃焼ガス温度の範囲と温度についてどう書かれてあるのか、また、市はその三機工業の回答と同じ認識なのか、答弁を求めておきます。 そして、公文書のずさんな管理に関しては、市は施設改修が最優先に、処分などはその後にと言っていたと思いますが、明らかな地方公務員法違反であるずさんな公文書管理に対して、市民に理解していただけるよう早期に対応するべきだと考えますが、それともこの程度のいいかげんさは、今後も処分の対象とならないと考えているのか、市の対応について答弁を求めておきます。 また、不正操作や性能不足以外に新たな法令違反が発覚するなど、あきれるほどのずさんな管理体制のままでは、たとえ施設改善を行っても、到底市民の信頼を取り戻すことなどできるはずもありませんが、改めて今回の改善内容と効果、今後の管理体制について答弁を求めておきたいと思います。 次に、新型コロナウイルス感染症対策についてですが、先日、個人事業主の方から、持続化給付金に関する御相談をいただきました。この方は、パソコンもスマホもお持ちでなく、電話のみが唯一の手段でしたが、その電話も何度かけてもつながらず、一時は申請を諦めようかと悩まれたそうです。これでは、せっかくの制度が全く生かされませんから、市として持続化給付金国民健康保険料の減免など、事業者支援に関してどのような施策の周知や状況確認を行い、現状どのような問い合わせや相談があり、実際の申請件数やその執行状況はどうなのか、答弁を求めておきます。 そして、障害者の方からも、特別定額給付金の申請に至るハードルが高いという不安の声が寄せられております。これらは、知るべき情報とそれを受け取る手段のアンバランスさが大きな要因ですから、市民誰もが確実に、そして簡単に情報収集ができるようするべきで、市として新型コロナウイルス対策に関して、障害者の方がスムーズに情報収集や申請ができるよう、どのような形で情報発信や支援を行っているのか、また今後、手話通訳や字幕、クローズドキャプション、そして点字や音声データなど、障害者対象のフェーズフリーな情報発信をどのような計画のもと協力体制を構築し、実現しようと考えているのか、答弁を求めておきます。 そして、現在、市職員は、ふだんの業務に加え、心身ともにさらなる負担を抱えながら対応しておりますが、今後、国や県の補助金に伴う業務がふえ、その上、第2波が来れば、想像を絶する負担となることから、到底今の体制では困難を来すと思います。職員の負担軽減を図り、市民生活を確実に守るために、新型コロナウイルスに関するワクチンや治療薬の確立までの間、さらなる煩雑さに備えるため、職員の増員を検討するべきだと思いますが、それについて答弁を求めておきます。 また、全国では、救急患者など新型コロナウイルス感染者と知らずに治療に当たり、院内感染に至るケースがふえております。そして、秋以降、インフルエンザが流行すれば、市民にとっては、それがインフルエンザなのか、新型コロナウイルスなのかの区別がつかず、相談なく市内の病院を訪れることが懸念される一方、市内の病院では発熱外来に対応できず、結果、自宅療養などで状態が悪化して救急車で運ばれる事態も考えられますので、今からでも、それらに関して意見交換、情報共有をする必要があると思いますが、それについて答弁を求めておきます。 そして、そのあり方について、これまでも、たびたび改善を求めている職員駐車場の利用料ですが、市独自の新型コロナウイルス支援策については、確かに財源確保が大変、私もそう思います。そういった中において、職員駐車場利用料の累積金は1,200万円以上あるはずですから、これを新型コロナウイルス対策として活用してはどうかと思いますし、その財源確保もどうなのか、それをどうしようと考えているのか、答弁を求めておきます。 以上、答弁を受け、再度登壇いたします。     〔市民環境部環境局長 三栖信征君登壇〕 ◎市民環境部環境局長三栖信征君) クリーンセンターについて、幾つか御質問をいただいております。 まず、維持管理計画についてですが、本施設は、維持管理計画に基づき管理することとしております。燃焼ガス温度について、維持管理計画では、熱分解ガス燃焼部燃焼ガス温度について850度C以上、溶融炉出口1,300度C以上、2次燃焼室出口1,000度C以上で管理する計画であるとしております。 なお、範囲を示したものではありません。 また、溶融炉出口1,300度C以上、2次燃焼室出口1,000度C以上については、ごみ質等の影響により、温度が上昇した場合を想定して記載しております。 次に、回答書についてですが、三機工業株式会社から提出された鳴門市クリーンセンター焼却施設における燃焼室についての回答では、維持管理計画についての記載はありません。 なお、回答書の内容については、本市も同様の認識でおります。 次に、改善工事と今後の運転管理についてですが、改善工事では、ごみ破砕機においては、ごみ破砕を2度行えるように改善、吸じん装置においては、2軸のスクリューから1軸に改善、ガス化炉においては、砂層温度の上下変動を抑えるように改善、燃焼室においては、酸素濃度計の新設や空気吹き込み箇所を追加しました。このことにより、一酸化炭素の一時的な大量発生を抑え、また、大量発生時についても、完全燃焼を促すことが可能となり、現在では、本市の維持管理計画値である4時間平均30ppm内で稼働しております。 今後の運転管理については、改訂運転マニュアルの項目等に追加した上で、適正な運転管理に努めてまいりたいと考えております。     〔事業推進監地方創生担当)兼企画総務部長 尾崎浩二君登壇〕 ◎事業推進監地方創生担当]兼企画総務部長(尾崎浩二君) 4点御答弁申し上げます。 まず、職員の処分に係る対応についての御質問ですが、これまでも市の監督下において、三機工業株式会社一酸化炭素濃度の低減に向けた改善を行うことで、市民の皆様の信頼を回復することを最優先に取り組んでまいりました。 今後におきましては、改善の経緯や内容、その結果について、市民の皆様に十分御説明をさせていただきたいと考えており、職員の処分等につきましては、その後に判断してまいりたいと考えております。 次に、障害のある方などへの情報発信等に関し幾つか御質問いただいております。 まず、新型コロナウイルス感染症対策に関する情報発信ですが、市では広報なるとやテレビ広報なると、市公式ウエブサイトなどを主に活用し、タイムリーな情報発信に努めてまいりました。 なお、以前より広報なるとでは、カラーユニバーサルデザインに配慮した紙面作成、音声版広報市公式ウエブサイトへの掲載、テレビ広報では、情報の概要や問い合わせ先等をまとめた静止画を挿入するなどの対応をしております。 また、市公式ウエブサイトでは、障害のある方なども支障なくウエブサイトを閲覧できるよう、読み上げ機能や文字サイズ変更機能などを備えております。さらに、本年4月23日からは、公式ツイッターにおいて、ほぼ毎日、新型コロナウイルス感染症対策等の情報を動画で発信しておりますが、その際にも動画の内容をまとめた文章を同時配信することで、動画の内容を把握できるように対応しております。 なお、この動画については、ツイッターで発信した翌日にテレビ広報なるとの中でも放送しております。 今後につきましては、テレビ広報やユーチューブによる記者会見などの動画配信については、聴覚障害者への発信強化のため、手話通訳や字幕をつけることを検討しているところです。ツイッター動画については、即日発信している関係上、手話等の対応は困難であるため、よりわかりやすい文章を同時に発信するなどの対応をしてまいりたいと考えております。 次に、国民健康保険料の減免制度についてですが、制度の周知については、庁舎や公民館、図書館への周知ポスターの掲示や商工部門との連携により、市内事業者への周知を行ったところであります。さらに、鳴門市国民健康保険の全加入者世帯に個別に御案内を差し上げました。昨日までに新型コロナウイルス感染症の影響による徴収猶予などの納付相談や卸売業者、飲食店経営者を初めとする事業者から、休業などによる収入の減少により、国民健康保険料が減免とならないかという問い合わせが40件ございました。そのうち減免の対象となる17名の方に申請いただいたところであります。 次に、特別定額給付金の申請などの際の支援についてですが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、申請方法は郵送申請とオンライン申請の方法を基本とすることが示されておりましたが、高齢者や障害者の方などに丁寧に対応するため、感染予防に留意しながら窓口対応を実施しております。また、地域の相談役を担っていただいております自治振興会社会福祉協議会、民生委員の方々にも御支援をお願いし、スムーズな申請につながるよう努めております。 次に、今後、バリアフリーな情報発信をどのように進めていくのかについてですが、視覚障害者聴覚障害者知的障害者など情報を得ることが困難な方に対しては、情報保障の観点から、それぞれの障害特性に応じた多様な情報発信手段の確保が重要であると認識しております。こうしたことから、円滑なコミュニケーション支援の充実に関し、今年度中に策定いたします第6期鳴門市障害福祉計画、第2期鳴門市障害児福祉計画の策定過程において、障害のある方や御家族、支援者の方などからヒアリングを行い、多様な情報提供手段の充実等について検討してまいりたいと考えております。 次に、新型コロナウイルス感染症対応についての御質問ですが、感染拡大防止に関する各種施策を初め、国の経済対策を受けた給付金の交付事務、市独自の緊急支援事業などの実施により、これらに関連する業務量が増加している現状がございます。そのため、これらの施策を確実に、かつ、迅速に実施するため、特に業務負担の多い特別定額給付金給付事業については、担当部署だけでなく、組織横断的に全庁一丸となって業務に取り組んでおります。また、必要に応じて、会計年度任用職員を任用するなど、業務量の増加に対応できる体制を整えており、各事業の円滑な推進を図っているところでございます。 今後におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の第2波も懸念されることから、引き続き、感染防止対策に取り組むとともに、社会情勢の変化に常にアンテナを高くし、重大な局面に至ることも想定しながら、職員配置の充実や職員の協力体制の整備に努めてまいります。 次に、職員駐車場利用料収入についての御質問ですが、利用料収入の使用使途につきましては、駐車場の除草作業や整備に係る費用のほか、職員駐車場の底地を大塚製薬工場から貸与していただいていることから、市が執行するヴォルテス関連事業費の財源として充当しているところであります。 使用料収入新型コロナウイルス感染症対策に活用を、と御提案をいただきましたが、感染症対策の財源につきましては、適時的確な対応ができるよう、新型コロナウイルス感染症対策基金において財源の確保を図るほか、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金や国の補正予算を有効かつ最大限活用し対応してまいりたいと考えております。 なお、職員駐車場利用料収入につきましては、その性質上、今後も引き続いて、ヴォルティス関連の支出に充てる予定としておりますが、第1回定例会の予算決算委員会でもお示しいたしましたとおり、職員駐車場の今後のあり方につきましても改めて検討を行ってまいりたいと考えております。     〔経済建設部経済局長 小椋 勝君登壇〕 ◎経済建設部経済局長(小椋勝君) 持続化給付金について、幾つか御質問をいただいております。 周知や状況確認の方法、また、問い合わせ内容についてですが、国の持続化給付金は、リーフレットや新聞広告などで周知されております。5月1日からは、ホームページで申請受け付けが開始されるとともに、専用のコールセンターが立ち上がりました。本市といたしましても、市内事業者に向けて市公式ウエブサイトへの情報掲載や案内パンフレット窓口設置等を通じて周知に努めております。 また、問い合わせにつきましては、鳴門商工会議所や大麻町商工会と情報共有を図り、連携をして対応しておりますが、電子申請に係る問い合わせ等は、数十件程度で、円滑に対応が図られているものと考えております。 なお、御自身で電子申請を行うことが困難な方のために、5月12日より申請サポート会場が全国各地で順次開設されております。本市内でも6月4日からうずしお会館2階において申請サポート会場が開設され、市公式ウエブサイトや市内企業のメーリングリストを通じて周知を行っております。 次に、実際の申請件数執行状況についてですが、経済産業大臣定例記者会見では、6月8日時点で180万件を超える申請を受け付けており、約120万件、1兆6,000億円をお支払いしていると発表がございました。また、申請数や執行状況については、県や市町村単位では公表されておりませんが、市では可能な範囲で電話による聞き取りを行った結果、多くの事業者が制度について認識されており、既に申請もされているとお伺いをしております。 今後も引き続き、鳴門商工会議所や大麻町商工会など関係機関と連携し、事業者が給付金をスムーズに受け取ることができるよう、丁寧な対応に努めてまいります。     〔健康福祉部長 天満秀樹君登壇〕 ◎健康福祉部長(天満秀樹君) 新型コロナウイルス感染症対策のうち、医療提供体制についてですが、医療分野に関しましては、国の基本方針のもと、感染症対策の実施主体である徳島県が、医療提供体制の確保のために必要な取り組みを実施しており、市町村は県から要請があった場合には、県の主導のもと、対応を行うこととなっております。 本市は、これまでに新型コロナウイルスの感染者が国内で確認された時点より、鳴門市医師会と情報交換を行っており、医師会からの要望により、市の保有するマスクを提供するなどの支援を行っているところです。 今後の対応につきましては、医師会等の関係者との情報共有を図り、市として可能な支援を継続的に行うとともに、感染の第2波により県内で感染者が増加した場合に要請があると想定されるPCRステーションの開設に向けて、防護服等の必要な物資の備蓄や開設場所や必要な人員の検討など、直ちに対応できるよう準備を進めてまいりたいと考えております。 また、医療崩壊を招く原因となる医療機関での集団感染や医師を初めとする医療従事者感染リスク低減のため、症状の区別がつきにくい季節性インフルエンザを含む風邪の症状などがある場合には、事前に医療機関へ電話でお問い合わせいただき、その指示に従っていただくよう改めて周知するなど、市民に向けた情報発信を行ってまいります。     〔市民環境部環境局長 三栖信征君登壇〕 ◎市民環境部環境局長三栖信征君) 先ほどの私の答弁で、改善工事のところなんですけども、改善工事ではごみ破砕機においてはと言いましたが、正しい答弁は、ごみ破砕においてはですので、よろしくお願いします。済みませんでした。     〔2番 上田公司君登壇〕 ◆2番(上田公司君) それでは、それぞれに答弁をいただきましたので、再問を含め、まとめてまいりたいと思います。 まずは、クリーンセンターについてですが、先ほどの答弁を聞いていると、もはやまともに答えたくないのか、論点をすりかえてごまかしているようにも思えましたが、ただ、鳴門市の施設は、維持管理計画に基づき管理すると答弁をしておりましたので、その点を再度確認しておきますが、市の施設は、維持管理計画で示された維持管理基準に基づき、燃焼ガス温度は2次燃焼室出口で850度C以上が保てるように管理するという解釈で間違いないのか。違うのであれば、燃焼ガス温度が2次燃焼室出口で850度C以上が保てるように管理するのは、何に基づいて管理するのか、また、維持管理計画は、廃棄物処理法維持管理の技術上の基準にある燃焼室中の燃焼ガスの温度850度C以上に保つことに基づいて作成されているのか、答弁を求めておきます。 それから、三機工業の回答の内容についても、市も同様の認識だと言っておりましたので、これもあわせて確認しておきますが、三機工業は、燃焼室中の燃焼ガスの温度を800度C以上に保つ範囲を、溶融炉入り口から2次燃焼室出口ではなく、入り口までとしておりますが、その範囲とは、維持管理する範囲なのか、また、2次燃焼室出口は、必ずしも維持管理する必要はなく、800度C以下になっても法令上は問題ないという市も認識なのか、答弁を求めておきます。 そして、今回、維持管理基準の計画書が公表されていなかったという法令違反と変わらないほどの、またも酸素濃度の設定が不正操作のときと同じく勝手に変更され、それによって異常値が出たにもかかわらず、誰が変更したのか全くわからないと言い、同じ失態を繰り返しており、再発防止に疑問が大いに残りますので、これも聞いておきたいと思いますが、酸素濃度の設定は、誰もが勝手に変更できる状況だったのか、また、設定前後において、かかわった者が特定できない管理体制だったのか、そして先ほども言いましたが、公表もせず、法令違反であった維持管理に関する計画書では、内容にも不備があることが明らかになっておりますが、どのような不備があり、今後、どう対応しようと考えているのか、答弁を求めておきます。 もはや、鳴門市のクリーンセンター、焼却施設は、性能不足に不正操作、法令違反にいいかげんな公文書管理、ころころ変わる答弁、これら全てが稼働当初から始まっており、いかに不正操作を知らなかったという言いわけが白々しいか、無責任のきわみここにありの管理体制で、ここまでひどい地方自治体を私は知りませんが、今後、まだ出てくる可能性も否定はできません。しかも、これら不祥事の処分を、市民に改善内容を説明してからでないとできないとは、その管理能力を疑ってしまいますが、処分に関する調査はどの程度進んでいるのか、また、なぜ市民への説明をしなければその処分が考えられないのか、明確に答弁を求めておきます。 次に、新型コロナウイルス対策ですが、持続化給付金に関しては、既に多くの事業者が申請を済ませ、漏れはないかのような答弁でしたが、市内業者の申請や執行状況を把握していないのでは、説得力に乏しいと言わざるを得ず、実際、市民からも、市のウエブサイトに掲載されている30近い支援制度を見るだけで一苦労で、さらに、どの給付金や貸し付け、減免や猶予が受けられるのか、知るのも大変、しかも、申請や手続も一つの窓口ではなく、必要書類も本当にこれでいいのか、その都度悩んでいますという声が寄せられておりますので、市としてその悩みに応えるべく、フローチャートのように設問に沿って進むだけで必要な支援策へと導けるような工夫や各支援策の案内や相談に関するワンストップ窓口の設置をしてはどうかと思いますが、それについて答弁を求めておきます。 そして、障害者へのフェーズフリーな情報発信については、実際、まだまだ利用者目線といえないことから、多くの方からその声いただいておりますし、だから手話通訳や字幕、クローズドキャプション、そして点字や音声データなどの支援拡充について提案したのですが、市もその必要性を感じているようで、現在の対応に加え頑張っていただきたい、その点は評価しておきたいと思います。ただ、情報発信後に障害者の皆さんから指摘や要望を受けてから気づくのではなく、どうすれば伝えたいことをわかりやすく伝えられるかを先んじて対策をしてから情報発信するべきで、そのためには、常日ごろより職員一人一人がそうした意識を持つための体制づくりが必要だと思いますが、それについて、また、情報発信のツールとして、グラフィックレコードが注目されておりますが、これは開議などをその決定過程を含め可視化するもので、誰もが会議の流れや結果をわかりやすく知ることができ、さらに理解や興味が深まるとも言われております。 そこで、市としても、今後、このグラフィックレコードについて、情報発信のツールとして検討してはどうかと思いますが、それらについての答弁を求めておきたいと思います。 それから、職員の増員に関しては、現在も業務量の増加に対応できており、今後も重大な局面を想定して職員配置の充実を図ると言っていたと思いますが、鳴門市の財産である職員の負担への配慮はもちろん、後に業務量の増加や煩雑さ、人員不足などが想定外だったと言いわけすることのないよう、迅速で的確な人員配置を行うように強く求めておきます。 一方、職員駐車場の利用料累積金については、ヴォルティス関連に使っているという答弁でしたが、実際には、ほとんどため込むばかりで、その使い方には職員からも疑問の声が上がっております。それこそ、今の緊急時、財政確保が困難な中、1,200万円もあれば急がれる市独自の支援策や障害者への情報発信、災害時の安全確保などの財源にと誰もが思うと思うのですが、先ほどの答弁を聞いていると、それらの財源は全く問題ないかのように言っていました。私は到底そうは思いません。 そこで、今年度どうしても緊急にヴォルティス関連に活用しなければならない計画があるのか、ないのであれば、少なくとも1,200万円を超える累積金を大変な思いをされている医療、介護関係や各事業者への市独自の支援策に活用するのか、または、新型コロナウイルス対策基金に組み入れるべきだと考えますが、今後のあり方も含め答弁を求めておきます。 最後に、きょうの私の一般質問で、市が市民のためにと言葉では言うものの、実際には管理運営や情報発信、市民の思いや要望よりも、みずからの都合や目線が優先されていることが多いこと、市民の皆さんは知っていただけたのではないかと思います。そして、今後は、新型コロナウイルスへの対応に加え、熱中症にも注意が必要ですし、秋から冬にかけては第2波やインフルエンザなどにも十分な対応が求められておりますので、市民の皆さんはもちろん、市職員の皆さんにも、ぜひとも体をいたわっていただき、この新型コロナウイルスに打ち勝つまで皆さんでともに頑張りましょうと申し上げまして、今回の私の質問を終わります。     〔市民環境部環境局長 三栖信征君登壇〕 ◎市民環境部環境局長三栖信征君) クリーンセンターについて、幾つか御質問をいただいております。 まず、燃焼ガス温度については、維持管理計画において、廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則による維持管理の技術上の基準を上回る850度C以上で管理すると定めております。また、温度管理については、維持管理計画をもとに、県との協議に基づき、2次燃焼室出口で850度C以上を保つこととしております。 なお、維持管理計画は、維持管理の技術上の基準を踏まえて作成しております。 次に、温度管理についてですが、法施行規則第4条の5に定められた燃焼室中の燃焼ガスの温度を800度C以上に保つことを満たす範囲については、燃焼ガスを800度C以上の温度を保ちつつ、2秒以上滞留できる溶融炉入り口から2次燃焼室入り口までと考えております。平成30年6月に溶融炉入り口の温度計を削除したため、2次燃焼室出口で850度C以上となるよう温度管理を行っております。 次に、維持管理についてですが、機器の設定は、運転維持管理業者と本市の運転担当者が管理を行うようになっており、第三者が行えるものではありません。現在は、改善工事後の改訂運転マニュアルに設定値に関する事項を追加した上で、運転担当者へ周知し、適正な運転管理に努めております。 維持管理に関する計画書については、運転管理に関する記載に一部誤りがあり、現在、訂正に向け県と協議しております。     〔事業推進監地方創生担当)兼企画総務部長 尾崎浩二君登壇〕 ◎事業推進監地方創生担当]兼企画総務部長(尾崎浩二君) 3点について御答弁を申し上げます。 まず、職員の処分に係る対応についてですが、クリーンセンターの排出ガスの表示に係る制御機能及び文書管理についての状況は把握しているところであります。改善結果について、市民の皆様に十分御説明させていただき、これを一定の節目として、その後に処分等判断してまいりたいと考えております。 次に、障害のある方などへの情報発信等に関し、幾つか再問いただいております。 まず、誰にもわかりやすい情報発信を行う職員の意識についてですが、本市では、SNSの急速な普及など本市を取り巻く環境の変化に的確に対応した広報活動を展開していくため、その指針であります鳴門市広報戦略プランを令和2年3月に改定したところであります。職員の意識改革については、改定前のプランにおいても基本戦略の一つに位置づけ、職員の情報発信力の向上に努めてきたところですが、中には市民の皆様にうまく情報が伝わっていない場合も見受けられることから、今回の改定においては、全職員のオール広報パーソン化を基本戦略のトップに掲げ、職員一人一人が常に情報を受け取る市民等の目線に立って、伝えたい情報を届けることを意識した広報活動に努めることとしております。 また、広報活動への取り組みに対する職員の意識改革を図るため、来月にはプランの内容等について理解を深め、各職場で広報活動を実践していくことを目的に、職員研修を実施する予定としております。 今後とも、鳴門市広報戦略プランに基づき、職員の広報活動に対する意識啓発と広報技術の向上を図り、職員の情報発信力の向上に努めてまいります。 次に、グラフィックレコーディングの検討についてですが、会議の議論や発言内容を絵や図などでわかりやすく見える化する手法でありますグラフィックレコーディングは、言葉だけでは伝わりにくいことを共有しやすくなるなど、議論を活性化できる効果があるとされております。 本市におきましては、市民の皆さんが必要とする情報を誰にでもわかりやすく発信するとともに、本市の魅力の効果的、効率的な情報発信を推進していくことが重要であると考えており、市民への情報提供の機会の拡充と広報力の強化のため、グラフィックレコーディングも含め、新たな情報発信ツールの活用について調査研究をしてまいります。 次に、職員駐車場利用料収入についてでありますが、職員駐車場利用料収入につきましては、その性質上、本市が行うヴォルティス関連事業の財源等に充てることとしており、新型コロナウイルス感染症対策などの他の事業の財源として充当することは適切ではないと考えております。 今後におきましては、引き続き、徳島ヴォルティスへの応援機運を醸成するための広報費などの財源に充てるとともに、新たな事業を実施する際にもその財源に充当するなど、効果的に活用してまいりたいと考えております。     〔企画総務部危機管理局長 宮田耕志君登壇〕 ◎企画総務部危機管理局長(宮田耕志君) 支援策の周知方法やワンストップ窓口の設置についての再問に御答弁いたします。 利用者の方が希望される支援策の内容を簡便に案内できる工夫については、現在、新型コロナウイルス感染症に関する支援制度について、支援項目、内容、連絡先等を一覧にしたものを検討しております。内容は、紙媒体で6月の補正予算における施策等も反映できればと考えております。 次に、ワンストップ窓口についてでございますが、現在、新型コロナウイルス感染症の案内につきましては、危機管理課と健康増進課で対応し、相談内容に応じて各担当課へおつなぎしております。窓口の設置については、限られた人員の中、通常業務への影響も考えられるなど、多くの課題があると考えておりますので、市民の皆様に対しましては、サービスの効率性を低下させないよう、今後とも各課の連携を密にし、柔軟に対応してまいります。 ○議長(宅川靖次君) 理事者が席を交代しますので、このまましばらくお待ちください。 次に、1、危機管理について2、環境行政について             1番 東谷伸治君     〔1番 東谷伸治君登壇〕 ◆1番(東谷伸治君) 議長より登壇の許可がありましたので、通告に従い市政に対する一般質問をしていきたいと思います。 今回で通算27回目の登壇となります。今回は、迅速な議会運営への協力のため、10分程度で質問していければと考えています。 それではまず、危機管理について、特に災害発生時における今後の避難のあり方について、コロナ後の世界に対応したものとしていくため、何点か確認をしていきたいと思います。 公明党の代表質問で浜議員からも指摘がございましたが、私からは特に避難所の住環境について質問し、意見を述べていきたいと考えております。 避難については、今回のコロナ騒動により、抜本的な改革が求められております。結論から申し上げますと、従来の避難所のあり方であった体育館や公民館、集会所に雑魚寝をするようなやり方が時代おくれとなってしまったということです。実は、以前から日本の避難所の環境に関しては、かなりおくれていて、国際的に見れば三流だと言われておりました。専門家によると、アフリカのソマリアの難民キャンプ以下だと、そういった指摘もされているようでございます。テレビ等で見られた方はいらっしゃるかもわかりませんけども、イタリアの避難所等を見てみますと、プロの料理人が温かい料理をつくるというようなことを災害現場でやっており、ホテルと見間違うほどのものであり、日本の避難所とは隔世の感があります。避難所の環境を考える際に重要なものにスフィア基準というものがあります。避難所運営の基本となる国際的な基準です。そのスフィア基準の中には、人間が生きていくために必要な水の供給量であったり、食料の栄養価、また、トイレの設置基準や数、避難所の1人当たりの居住空間の広さといったことが提示されています。スフィア基準によると、避難所の居住空間は、最低限1人当たり3.5平米必要だとあります。さらに、適切なプライバシーと安全が確保されることが重要で、覆いがあること、つまり天井までの高さが最低でも2メートルあることも条件づけられています。覆いについては、最近は日本国内においても間仕切り等を設ける方法が少しずつ取り入れられるようになってきたものの、災害が起こってからその間仕切りを設置するまでは、時間がかかるのが現実であり、雑魚寝状態がある程度続くことになります。また、スフィア基準には、家族が一緒に安心して住める空間として、家族テントやプレハブなどが確立されたシェルターが提供されるべきであるというふうにあります。つまり、簡易型でもテントを張ることが求められています。このスフィア基準は、ソーシャルディスタンスの確立を必要とするアフターコロナの環境対策にも必要不可欠ではないでしょうか。避難所での劣悪な環境の改善が求められる状況の中、鳴門市の環境整備についての方針をお答え願います。 また、アフターコロナの世の中では、避難そのものについても抜本的な改革、変化が求められるようになりました。今までなかった在宅避難や縁故避難への対応です。従来の日本の避難においては、市長が避難勧告を発令するための裏づけとしては、昭和36年施行の災害対策基本法の第60条にありました。市町村長は必要と認める地域の居住者、滞在者、その他の者に対し、避難のための立ち退きを勧告し、及び急を要すると認めるときはこれらの者に対し避難のための立ち退きを指示することができるとあります。では、どこに立ち退くかというと、第60条第2項に、市町村長は、その立ち退き先を指示することができるとあります。そして、鳴門市は平成29年3月に避難所運営マニュアルを策定しておりますが、主な避難先は、体育館や公民館、集会所等がほとんどです。これが安全であるなら、自宅であったり、親類の宅であったり、柔軟な対応を求められるようになるのだと思います。また、プライバシーが保たれるという観点から、熊本地震で見られたように車中泊をする人もふえております。この車中泊ですが、災害時の避難所の選択肢の一つとなるのかどうか、鳴門市当局の考えをお答えいただければと思います。 次に、環境行政について、特に今後のごみ収集のあり方について質問します。 ごみの収集方法ですが、主に収集ステーションに集められたごみを収集車両に移していくステーション方式と呼ばれるものと、各家の近くに排出されたごみを路上や家の前、または、裏口から収集車両に運ぶ戸別収集の2つがあります。2つの違いですが、ステーション方式のほうが、収集の効率はいい反面、ごみ出しについてのマナーが問題になりやすくなります。戸別収集では、マナーの問題は、自分がごみを出すものなので少ないと思いますが、作業員の収集の手間、一軒一軒回らないといけないので、それが大きくなってくるのだと思います。鳴門市の現状を見てみますと、調べたわけではないので、あくまで私の感覚なんですけど、塩田埋め立てて区画整理された住宅地ではステーション方式が多くて、古い集落等、狭い道路のところでは戸別収集がされているかのような印象があります。 そこで、質問としては、本市では何カ所の収集をしているのかというところをお答え願います。 また、ごみステーションにおける集積場所には、ごみボックスを構えているところがある一方、ネットのみのところ、もしくは何もしておらず、ごみ袋をそのまま裸で出しているところもあるかのように見受けられます。ごみの集積方法についてもお答え願います。 答弁の後、再度登壇し、まとめの意見と1つの再問をします。     〔企画総務部危機管理局長 宮田耕志君登壇〕 ◎企画総務部危機管理局長(宮田耕志君) 感染症に対応した避難のあり方について、幾つか御質問をいただいております。 まず、避難所における環境整備についてですが、避難所は、不特定多数の方が集まり、密閉、密集、密接が発生しやすい環境となります。市では、このたび新型コロナウイルス感染症等における避難所対応方針を策定し、避難施設における感染拡大防止を図ることとしております。具体的には、サブ避難所など避難施設の分散化やスペースの確保、また、在宅避難や縁故避難、テント泊や車中泊での避難の検討、物資の整備を図ってまいります。 なお、物資の整備につきましては、避難所内で使用するパーティションや簡易テントなど、一部配備を進めるとともに、今回、新たに消毒剤、非接触型の体温計、簡易ベッドなどについて予算計上をいたしております。 次に、車中泊についてですが、感染症における3密の回避や避難スペースの確保の観点で考えれば有効なものと考えております。しかしながら、避難の際に道路冠水における立ち往生やエコノミークラス症候群の事例も多く報告されており、市民の皆様に対しましては、こうしたリスクを含めた上で適切な啓発に努めてまいります。     〔市民環境部環境局長 三栖信征君登壇〕 ◎市民環境部環境局長三栖信征君) ごみの収集について、幾つか御質問をいただいております。 まず、収集について、収集している箇所数についてですが、本市は家庭ごみの収集において、原則、ステーション方式としており、燃やせるごみや燃やせないごみなど、指定ごみ袋で出されたごみを収集するごみステーションと常設しているドラム缶で瓶とペットボトルを回収するリサイクルステーションがあります。それぞれの箇所数は、ごみステーションが約3,000カ所、リサイクルステーションは約150カ所となっています。 次に、ごみステーションの形態についてですが、町内会等で資金を出し合って、ごみ集積ボックスを設置しているところ、散乱防止ネットを設置しているところ、指定ごみ袋をそのまま出しているところなどさまざまな形態があります。 なお、ごみ集積ボックスの設置箇所は少なく、廃棄物対策課で配布している散乱防止ネットを設置しているところや指定ごみ袋をそのまま出しているところが多くなっています。     〔1番 東谷伸治君登壇〕
    ◆1番(東谷伸治君) それでは、答弁いただきましたので、1つだけ再問させていただいて、後は意見申し上げます。 ごみの収集については、ごみ集積ボックスの設置箇所のほうが少なくて、ネットであったりとか、そのまま出しているところのほうが多いとのことです。集積ボックスとそのまま袋のまま出すのでは、美観と安全面から考えると、ごみ集積ボックスがあるほうがよいように思われますが、いかがでしょうか。美観は、当然鳴門市観光都市としては、当然に気をつけたいところですが、安全面でも風の強い日に、特にプラスチック包装ごみなどが道路上まで飛んでいるのが気にかかります。もし、事故等が起これば、責任の所在も問題になるかと思います。ごみの飛散による交通事故を防止等の安全面、さらに景観の観点からも、場所と予算さえ確保できるなら、集積ボックスの設置がベター、よりよいごみの集積方法だと思います。近年は、余り場所をとらない折り畳みが可能なステンレス製の集積ボックス等もございます。ごみ集積ボックスには、ほかの自治体を調べてみますと、上限を設定して、2分の1であったりとか、3分の2であったりとか、補助金を出している自治体も数多くあります。 そこで、鳴門市においては、町内会負担にするのみではなくて、補助金を出すことについての考えがあるのかどうかという点を再問しておきます。私としては、安全にごみを収集する点、もしくは、美観の観点から、ごみ集積ボックスを設置したステーション方式のほうが理想的ではないかという点を申し上げておきたいと思います。 次に、避難のあり方についてです。 初問でも申し上げましたが、ただ避難するというのではなくて、快適に避難生活をするというのが、令和の時代には求められているように思います。その中で、パーティション、間仕切りであったりとか、簡易テントが一部配備されるということの予算執行には大いに賛同するところであります。さきに申し上げた1人当たりのスペースの問題のほかにも、医療や介護を必要とする市民であったり、さらに子供の騒音であったり、ペットを放っておけないという市民もいます。また、特に女性トイレについては、衛生上気になることも多いようです。トイレ周辺が暗かったりすると、犯罪の危険も高まると言われます。トイレというのは、臨機応変に対応していかないと、生活環境に大きく影響します。 そこで、必要なトイレの数についても、先ほど申し上げたスフィア基準には、トイレ1つ当たりの最大人数、割り当てが20人とされております。また、特に重要なのが、トイレの男女比率です。男女比が1対3となっております。何で1対3なのかというと、トイレの所要時間を考えてみると、男性は31秒程度らしいです。それに対して女性は平均で1分30秒程度かかるようで、つまり3倍かかるとのことです。ですから、仮に男性と女性が同人数いる場所であったら、女性トイレを3倍にしないといけないという計算になります。これは、別に避難所等のことに限らず、公共の場におけるトイレ事情として、この1対3の比率まで、現在は、配慮されていない点が多いのではないかと思います。今後の公共施設の整備の際には、女性トイレを多くすること、つまり、女性トイレを男性トイレの3倍にすることは、男女の環境を平等にする点でも必要であることを指摘しておきます。 また、車中泊については、答弁にあったように、エコノミークラス症候群の報告が多くあります。それを回避するために、足を伸ばして眠れるテント泊が有効であると登山家の野口 健さんが熊本地震でのテント村運営の経験から指摘しております。テントですと、プライベートな空間がつくることができて、周囲への騒音に神経質になる必要がないとのことです。特に、子供がいる家族に喜ばれたと野口 健さんは著書の中でおっしゃっております。テントは、体育館の中に設置することも可能ですが、グラウンドでの活用も可能になります。熊本地震で被災した益城町では、テント村があり、ピーク時には571人がテントで暮らして注目を集めました。ただし、その場合、地面のぬかるみですね、雨が降った際の、これの対策が気になりますが、これも野口 健さんの話なんですけど、パレット、運送会社が持っているパレットを下に敷いたらその対策もできると。ですから、パレットの利用を運送会社等に協力依頼しておく検討も必要なのではないかというふうにテント泊の設置に関しては思います。 また、さきの議会で、私がグラウンドの芝生化の点、提案させてもらったんですけども、グラウンドが芝生化されていますと、テント村をつくる際にぬかるみが気にならないと、ぬかるみ対策もできるとのことです。例えば、うずしおふれあい公園であったりとか、ポカリスエットスタジアムであったりとか、ウチノ海公園等候補になるところは市内にかなりあるのではないかと思います。 また、テントを使った避難訓練では、マンネリ化を防ぐことができ、アウトドアスタイルの体験もできますし、炊き出し等もアウトドアグッズを活用することによって、バーベキュー等の楽しみも訓練につけ加えることが可能になります。消防分団なんかは、今、テントの訓練、余りしてないと思いますが、指導を受ければすぐに上達することと思います。テントの張り方やアウトドアライフのあり方を消防分団と市民が一緒に学ぶというイベントの開催等も考えられるかもしれません。それほどコストをかけずに、テントでの寝起きを体験できるし、テントで寝起きするというのがどういう感じなのかというのを体験してもらうことができます。行政がいざというときのためにテントを保有しておいて、日ごろは防災イベント等のために貸し出して訓練等地域連携を同時に高めていくことができます。さらに、答弁にありましたけども、段ボールでつくる簡易ベッドであったりとか、簡易型トイレもあわせて体験できるとよい訓練になるかと思います。避難所というのは、みんな疲れているし、免疫力が落ちていることもあって、衛生には本当に注意しなければいけない環境にあります。例えば、簡易型のトイレについては、水を全く使わない、また、におわないラップポンという洋式トイレがあるようです。排せつ物がラップで包まれて、トイレの下にぽんと落ちてくるのでラップポンという商品名になっているようです。また、アウトドアをやらない人には、なじみがないかもしれませんが、今の寝袋は非常に性能がよくなっています。薄く見えても非常に温かく、ジッパーを閉めると気密性も高く、体温を放出しないので、自分の体温で温まるようになっています。また、収納もコンパクトに丸めることができるので、かさばりません。かさばる布団や毛布と違って、寝袋のほうが災害備蓄品としてすぐれていると私は以前から考えています。鳴門市の災害備蓄に寝袋の導入も検討していただきたいと思います。 申し上げているように、新型コロナウイルスを契機として、避難所には抜本的な環境整備が求められているようになっています。その中でも予算を余り必要とせず、有効活用で楽しめるような環境整備をしていくことを提言して、質問を終わります。ありがとうございました。     〔市民環境部環境局長 三栖信征君登壇〕 ◎市民環境部環境局長三栖信征君) ごみ集積ボックス設置費の補助についての御質問ですが、ごみ集積ボックスの設置は、美観的によいだけではなく、ごみの飛散防止や鳥獣による散乱防止などの利点があります。 一方で、場所によっては、設置が困難な場所や交通の妨げ等危険となる場合があります。今後、市民の御要望や作業効率、他市町村の状況等を調査し、補助制度について研究してまいります。 ○議長(宅川靖次君) 暫時、小休いたします。     午前11時13分 休憩     午前11時20分 開議     〔副議長 松浦富子君 議長席に着席〕 ○副議長(松浦富子君) 小休前に引き続き、会議を開きます。1、下水道事業について2、消費生活問題について             15番 平塚保二君     〔15番 平塚保二君登壇〕 ◆15番(平塚保二君) 議長より登壇の許可をいただきました。今回は、未曽有の感染症が2月に発生し、多くの市民生活にさまざまな影響が日本国内はもちろん、世界各国に感染が広がり、危機管理体制の重要性が改めて問われる大切な議会のあり方でございます。今回も議会質問のトリを務め、さまざまな問題点の検証と私の対案を提案したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 本日は、このように日本社会で最大限に感染防止のため、議会でも工夫を凝らした内容で議会運営委員会委員長ほか多くの同僚議員の努力の結果、質問時間の短縮や答弁の簡素化がなされたと伺っておりますが、私の見解は若干異なりますが、決定事項に従うのが議会のルールでございます。 質問に入ります。 こんな中、私は個人質問で20分と限られた中、どうしても理事者側に要望を兼ねて伺いたいと思います。簡潔な答弁をお願いいたします。 1点目は、環境行政の中、かねてより取り上げてまいりました水環境問題でありますが、ちょうどコロナ問題で医療崩壊までとはまいりませんが、一時、鳴門市でも感染症の方が報じられ、市民のとりでとも言える地域医療の総合病院の鳴門病院にも影響があったように見受けられます。私自身も月1回の受診を余儀なくされ、通院しておりますが、家の前の道路が封鎖同然で、現在も下水道工事がなされています。ちょうど道路舗装にきれいに整備され、本当に鳴門市の責任感のある仕事ぶりには感心をいたしますが、この時期になさる必要性について伺います。 下水道事業は、水環境整備の選択肢の一つで、本来は条件つきで私は第2期工事までの承認をいたしましたが、今、さまざまな背景を考えますと、ありきではなく、立ちどまり、水環境整備は緊急事態宣言のもと、方法論を検証すべきだと思います。以前の議会で中断しました合併処理浄化槽の普及活動が、鳴門市においては身の丈に合った手法だと考えております。下水道エリアの加入促進という施策や従来の都市計画法で、予定エリアには合併処理浄化槽の設置を認めないといった下水道法や条例改正から、議会で審議し、本来の水環境施策に取り組むべきだと思います。 続いて、消費者行政について伺います。 今回は、鳴門市でも発生しましたように、国の給付金詐欺について、今後も予測されますマイナンバーや本人確認を安易に電話で知らせるなどの大きな詐欺が日本全国で多発をいたしております。現状の鳴門市の対応策についてお伺いをいたします。 最近の報道を見ますと、宅配業者を装った詐欺や犯罪は、都市部では当たり前の光景ですが、鳴門市でも安心はできません。マンションや住宅の留守を狙う宅配業者を装った置き配被害も予測されます。もはや詐欺というより、そういったやつらは国際的窃盗グループとも言われ、検察や警視庁特捜班とイタチごっこをいたしております。私は、以前から鳴門市の消費者被害ゼロ運動を目指す暮らしのサポーターの一員でございますが、啓発しかございません。鳴門市での被害の事例、今後の取り組み方法について簡潔に御答弁願います。特に、鳴門市は、非常に地域性がございます。中には高齢者のひとり住まいや障害者の方もおられ、75歳以上の高齢化率もアップしております。国から支給される特別定額給付金を狙った詐欺は、本当に許せない、火事場泥棒同様の行為でございます。鳴門市では、全国一律10万円の給付金を漏れなく全市民に行き渡るように、市長ほか市の幹部が休息もとらず、市民のために御苦労をなさったことは有名でございます。そして、自己責任は、こういった有事には適用すべきではありません。今回は、特に緊急事態に発生した数々の問題点について、理事者側の責任ある答弁をいただければ、まとめで私の提案も兼ねてあわせて述べさせていただきます。     〔経済建設部長 西上昭二君登壇〕 ◎経済建設部長(西上昭二君) 下水道事業について、幾つか御質問をいただいております。 まず、下水道事業と合併処理浄化槽の普及施策についてですが、本市の水環境整備は、水質保全効果や経済性、地域特性等を踏まえ、効率的かつ適正な整備手法を選定するための指針として汚水処理構想を策定し、これに基づき進めてまいりました。この汚水処理構想は、人口減少や財政状況、国の動向等、それぞれの時代背景の中で、平成29年3月には県内に先駆けて公共下水道で整備する区域を大幅に縮小するなど、ハード事業の見直しを図り、合併処理浄化槽の普及を促進する区域の拡大をすることで、事業の円滑な推進に努めているところであります。 また、ソフト事業としては、今年度より合併処理浄化槽への転換に対し、既存の補助制度の増額や新たな国の制度を活用し、配管工事費の補助制度を新設するなど、普及促進に向けた取り組みの強化を図っているところであります。 次に、下水道事業の必要性についてですが、新型コロナウイルス感染症が懸念される状況におきましても、公共下水道は基本的な社会基盤施設であり、安全・安心・安定的な生活環境の確保を図るためにも、重要な施策であると考えております。 こうしたことから、公共下水道の整備については、本市の財政に過度の負担とならない範囲で事業を実施してまいりたいと考えております。しかしながら、新型コロナウイルス感染症が地域経済に大きな影響を与えていることから、公共下水道の整備に伴う市民負担に配慮する必要があると認識しております。このため、下水道使用料や受益者負担金のお支払いが困難となった場合には、猶予等の御相談をさせていただくなど、市民負担の軽減に配慮しながら、引き続き、汚水処理対策に取り組んでまいりたいと考えております。     〔市民環境部長 廣瀬 高君登壇〕 ◎市民環境部長(廣瀬高君) 新型コロナウイルス感染症に便乗した詐欺の被害事例等についての御質問ですが、今年度、本市の消費生活センターに寄せられた新型コロナウイルス感染症に関連した相談については、マスクが高い、注文した覚えのないマスクが届いたといったマスクに関連するものが5件寄せられておりますが、詐欺につながったものはなく、また、特別定額給付金に関するものや市職員をかたるものなどの詐欺が疑われる案件も現在のところございません。しかしながら、国民生活センターの集計では、地方自治体をかたり、マスクや消毒液を無料送付するとのメールや電話により、消費者の氏名、住所、電話番号、マイナンバーなどの個人情報を詐取するケースや特別定額給付金代理申請業務を行う団体を名乗り、電話で個人情報や口座情報を聞き取るケースなど、全国的に見ると詐欺が疑われる相談が寄せられていることから、今後も新型コロナウイルス感染症に便乗した詐欺の発生が懸念されるところです。 本市におきましては、こうした新型コロナウイルス感染症に便乗した悪質商法や特別定額給付金に関連した詐欺に対し注意喚起を行うため、チラシの掲示及び窓口での配布など、周知啓発に努めてまいりました。特に、特別定額給付金に便乗した詐欺については、申請書に啓発チラシを同封し注意を促すとともに、老人クラブ連合会や自治振興連合会、社会福祉協議会といった皆様を通じ、広く注意喚起をしていただくようお願いをいたしました。 本市といたしましては、引き続き、徳島県や鳴門警察署など関係機関情報共有や連携を図りながら、被害を未然に防止できるよう周知啓発に努めてまいりたいと考えております。     〔15番 平塚保二君登壇〕 ◆15番(平塚保二君) それでは、御答弁をいただいた中、一部再問もございますが、多くは啓発運動と、また、下水道の進捗には時間的な件もあるようでございます。答弁をいただけるようであればいただき、ないのであればないで結構でございます。 それでは、消費生活問題の関連で、私の暮らしのサポーター啓発問題に関する意見から入ります。 おっしゃるように、鳴門市でも新型コロナウイルスに便乗した詐欺が、わかっているだけでも被害に遭われた方もおられ、消費者センターや警察の生活安全課からも、特に市の職員をかたり、個人情報を聞き出すという方法も巧妙でさまざまな手口があると伺っております。多くは成り済まし、分業化しているようで、役所の職員を名乗る詐欺師あるいは警察官への成り済まし、また、銀行員の成り済まし、手持ちのカードの期限が切れていますので、今からマル・ペケ銀行の行員が自宅に向かいますのでカードを渡してくださいとの大胆不敵な詐欺師が次々に登場するケースがあります。幸い、鳴門市は消費者センターの相談員も増員されて、3名のアドバイザーが多くの相談をお受けいたしております。多くの市民の皆さん、そして高齢化社会には、判断力も衰え、詐欺師の餌食になりやすい環境が整いつつあります。特に、高齢者のひとり暮らしには、詐欺師の絶好の働き場になり、複数の成り済まし族が寄ってたかってきます。詐欺師を追放するには、啓発しかございません。これは、事例を紹介しますと、詐欺師の巧妙化には、詐欺師にはあきれ果てた手を使います。岐阜県で発生した事例を申します。80歳代の女性に、警察官に成り済まし、だまされたふりをして150万円を振り込んでくださいという何とも超現代的詐欺の手口を使い、まんまと150万円を詐取されてしまった事例が数日前の新聞にも掲載されておりました。とんでもない悪質な今の社会の盲点を突いた巧妙な犯罪と思い、強い憤りを感じました。市民の皆さん、150万円ですよ。年金受給者なら誰しも痛感されると思いますが、1年間の受給額が減額され、せっかく質素倹約な生活をしている、昭和生まれの激動を歩まれた高齢者に、こんな非道な社会にしてしまったのかと。もう一度、鳴門市で発生しないように、市民協働推進課の啓発運動や詐欺師撲滅においては、泣き寝入りをせず、政治の根幹から改めないと社会は崩壊し、ますます治安が崩壊し、正直に生きた方が報われません。この問題は、引き続き、罰則強化と啓発運動を訴えながら、暮らしのサポーター活動を継続します。 もう一点、新型コロナウイルス感染症、ウイルスの除去には、さきの臨時会でも鳴門市の取り組みの一環で除菌薬、次亜塩素酸水が適用されました。これは私も次亜塩素酸ナトリウムほどの危険度はないにしても、取り扱い方法を間違えれば、ウイルスの除菌は成功しても、いわゆる食品添加物の中、塩素系は一番危険性が高いということを申し述べ、今なお、いろいろな報道がほぼ毎日なされています。これは、詐欺ではありませんが、正しい認識こそ必要で、スプレー噴霧などもってのほかです。幸い、鳴門市の危機管理局の思慮深い局長さんの提案もございまして、説明書にわかりやすく明記され、絵でこういった場合のみ使用できると説明書を一緒に出されております。食品添加物は、一時より緩和され、アメリカのトランプ大統領が塩素系殺菌剤を注射すればウイルスを退治できるとコメントをなさいました。即ブーイングが多く寄せられ、アメリカ国民からバッシングを受けました。食品添加物に認められているからという考え方は、絶対市民の皆さんに伝えないでください。食品添加物は、食品ではありません。使用基準をよく読んで、正しい添加量がなされて初めて厚生労働省が認可をしております。使用量や方法を誤れば、発がん性のあるものも中にはございます。今、私も専門的知識がこの場で語れるだけの自信はありませんが、しかし、中身はこういうことで間違いございません。私が知る範囲で申し上げていますが、医療には絶対使用はできません。そして、あくまでドアノブとか容器の殺菌、さらには、口には入れてはいけないことは、危機管理の局長さんがよく御存じで安心をいたしております。市民の皆さん、殺菌剤は飲んではいけません。絶対やめてください。この問題は、鳴門市でも慎重な対応中と聞いておりますので、終わります。 最後に、下水道の検証を行います。 これは、下水道問題の質問ではなく、水環境問題、すなわち汚水処理人口普及率の一部門で何回か取り上げました。汚水処理、終末処理とも言いますが、これは、今現在、徳島県が最下位なのは皆さん御存じと思います。私は、長年の歴代の下水道課にさまざまな前向きな意見を提言しましたが、決して下水道ありきではありません。鳴門市、藍住町、板野町、北島町、松茂町、そして徳島市の一部が旧吉野川流域下水道で供用開始して、多くの同僚議員の捉え方も聞いておりますが、もちろん私も水環境整備には下水道整備がなされることはよいこととも申し上げ、広報活動もいたしました。しかし、なぜこの時期にこのような方法か、これは何十回もこの議場で私が一般質問のフレーズで述べたと思います。今、新型コロナウイルス対策で鳴門市ももちろんですが、自治体は経済対策に頭を痛められております。さらに、多くの零細企業は、コロナ倒産の危機に陥り途方に暮れておられます。私のいう水環境問題は、さまざまな手法があります。これは、改めて議員提案をいたしますが、下水道整備には莫大な事業予算が必要で、国の補助金制度を最大限に活用し、それを使い尽くすような時代ではありません。先ほど述べた2市4町にも温度差があります。徳島県と鳴門市でも異なっております。徳島市は、県市協調で2ショットが多く報じられていますが、鳴門市はそれこそ強いパイプがございます。政策監、事業推進監そろって強い県との人脈にあふれた広域行政の代々ネームバリューがあります。これだけの人材がそろっていてできないのが不思議であります。水環境問題は、引き続き重要でございますが、いろんな手法を取り入れ、ワーストから抜け出す方法を考えればよいと思います。県の水・環境課でも、ぜひとも鳴門市の小泉政策監の実力を発揮なさることを期待いたします。私の提言は、同時に合併処理浄化槽転換推進事業、大阪の吉村知事の言葉を引用しますが、鳴門モデルを打ち出し、鳴門発の環境整備を低コストで行う手法を提案します。私も残す任期約1年と数カ月、これこそ市民目線で考えてさまざまな問題をマイナスからプラスにと捉える鳴門市を目指し、第2回定例会の大トリの質問は終了しますが、最後になりましたが、市民の皆さん、確かに厳しい現状で毎日うんざりなさっておられると思います。限られた予算で市民サービス、これは市長の第1回目の選挙公約での事業仕分けが原点でございます。何が緊急性か、目的を果たすには手法は変更し、予算の組み替えは決して恥ではありません。市長、先日の小松島市長選でミスター行政マンと言われた小松島市の副市長をなさった孫田 勤さんを御存じと思います。惜敗しましたが行政改革のプロ、市民目線に私も共感ができました。新市長の手腕にも期待された市民も多く、競輪事業、今後のごみ行政も注目されています。鳴門市も同様の時期がございました。市長が市民目線をスローガンに、四国で初めての事業仕分けにチャレンジをなさいました。これが市民の民意であったと私は今でも思います。さまざまな問題が山積され、市長の御苦労は理解します。しかし、以前にも申し上げました謙虚さ、実直さこそ新型コロナウイルス感染症対応に市長みずからの言葉こそ多くの市民が求め、危機管理体制の対応を行い、5万7,000人の市民の最高責任者の責任を果たしていただき、要望を兼ね、第2回定例会の大トリの質問を終了します。御清聴ありがとうございました。 ○副議長(松浦富子君) 以上をもって、通告による一般質問は、全て終わりました。 これをもって、一般質問を終結いたします。 小休いたします。     午前11時45分 休憩     午前11時46分 開議     〔議長 宅川靖次君 議長席に着席〕 ○議長(宅川靖次君) 再開いたします。    ────────────────────────────────── △日程第2 「議案第51号 民事調停の申立てについて」の撤回の件について ○議長(宅川靖次君) 日程第2、「議案第51号 民事調停の申立てについて」の撤回の件についてを議題といたします。 議案第51号の撤回の理由の説明を求めます。     〔市長 泉 理彦君登壇〕 ◎市長(泉理彦君) それでは、「議案第51号 民事調停に申立てについて」の撤回につきまして御説明いたします。 今期定例会には、民事調停の申し立てを提出させていただきましたが、事故当時、車両を運転していた者と民事調停の申し立ての相手方との間に雇用関係に係る意見に違いがあること、車両を運転していた者が、本市と和解する意思を示したことから、議案を撤回したいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(宅川靖次君) これより、質疑に入ります。 ただいまのところ、質疑の通告はありませんので、質疑なしと認めます。 これをもって、質疑を終結いたします。 これより、討論に入ります。 ただいまのところ、討論の通告はありませんので、討論なしと認めます。 これをもって、討論を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま、議題となっております「議案第51号 民事調停の申立てについて」の撤回の件については、承認することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 御異議なしと認めます。 よって、「議案第51号 民事調停の申立てについて」の撤回の件については、承認することに決しました。 なお、議案第51号につきましては、議案を撤回することを承認いたしましたので、日程第3より削除いたします。 小休いたします。     午前11時48分 休憩     午前11時49分 開議 ○議長(宅川靖次君) 再開いたします。    ────────────────────────────────── △日程第3 議案第47号 鳴門市税賦課徴収条例の一部改正について      議案第48号 鳴門市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について      議案第49号 鳴門市手数料徴収条例の一部改正について      議案第50号 鳴門市国民健康保険条例及び鳴門市後期高齢者医療に関する条例の一部改正について      議案第52号 和解について ○議長(宅川靖次君) 日程第3、議案第47号から議案第50号まで及び議案第52号の5議案を一括議題とし、前会の議事を継続いたします。 これより、質疑に入ります。 ただいまのところ、質疑の通告はありませんので、質疑なしと認めます。 これをもって、質疑を終結いたします。 ただいま、議題となっております各議案は、会議規則第37条第1項の規定により、お手元に配付の議案付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に付託いたします。    ────────────────────────────────── △日程第4 請願第9号 徳島県主要農作物種子条例の制定を求める意見書の提出に関する請願書 ○議長(宅川靖次君) 日程第4、請願書の処理を議題といたします。 本件については、会議規則第134条の規定により、お手元に配付の請願文書表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。 以上をもって、本日の議事日程は、全て終了いたしました。 お諮りいたします。 明6月19日から6月29日までの11日間は、委員会審査及び市の休日のため休会といたします。 これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 御異議なしと認めます。 よって、明6月19日から6月29日までの11日間は、休会とすることに決しました。 次会は、6月30日午前10時から再開いたします。 本日は、これをもって散会いたします。     午前11時51分 散会...